コロナ禍の介護家族(テレビ出演しました)
kenkenは、今まで、何度かテレビのニュースに出演させていただいています。
今回は、テレビ大阪「やさしいニュース」
また、詳しくご紹介したいのですが、以前、「介護と照明」というテーマでkenkenのベッドの回りをリノベーションして頂いた時に、取材に来てくださった「やさしいニュース」のディレクターさん。
大きなハートの素敵な女性でした。
敬意をもったkenkenへの接しかた、寄り添ってくださる私への話し方、本当に温かい、不思議な魅力の方でした。
その方から連絡があり、介護従事者や家族が、コロナ禍で、何に困っているかや工夫していることなどの特集を組みたいので、取材をお願いできませんか、とのことでした。
そのディレクターさんには、深い信頼を持っていましたので、「私でよければ・・」
とZoomでのインタビューとなりました。
正直に言うと、この一年、不安をあおるテレビの報道に何度も辛くなりました。
今は、ほとんどテレビを見ない生活になり、心穏やかに過ごせています。
そんなこともありのままにお伝えして、介護家族の大変な部分だけでなく、その中での小さな喜びや希望、笑いなども伝えてもらえるなら・・と言うと、もちろん真摯にありのままにお伝えしたいですという言葉が心にしみました。
インタビューは、ディレクターさんの的確な質問と傾聴して下さる姿勢に、次から次へと話がはずみ、あっという間に時間が過ぎていました。
感染流行の最初の頃のヒリヒリするような緊張感。
マスクや消毒薬がどこにも売っていなくて、どうしようと思ったときに、届けてくれた色々な方々への感謝の思い・・
話しているうちに、涙がこぼれて、気がついたら、ディレクターさんも・・
本当に響き合う素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
私は、コロナ禍の生活について、Facebookにも書いていたのですが、
「そうしていつも前向きでいられるのですか」と聞かれました。
大変なこともあるけれど、大変だからこそ、たくさんの人が心を寄せて、助けてくれること。
その暖かな気持ちに接することができる幸せ。
子どもが大人になっても、10人以上のママグループが今も深い絆で結ばれて、困難な時こそ、支え合うことができる幸せ。
コロナ禍で大変だからこそ、浮き上がる幸せがあって、感謝の気持ちでいっぱいになるのです。
それは、結局、kenkenのような子どもが生まれたことを不幸とみるのか、
それとも、親として大きく成長させてもらい、たくさんのギフトを頂いたことに感謝して生きるのか・・
物事のどこを見るかで、世界は180度違うものになるのだと思います。
後から、ちゃんと伝わる話ができたかな・・と心配になりましたが、
「とても伝わりました。感動しました。」と言っていただき、ホッと一安心でした。
当日の放送を見ると、50分もしゃべり続けた私のトークを見事、数分にまとめて、しかもエッセンスをすべて伝えてくださっているディレクターさん、番組スタッフの皆さまの想いとプロの技に感謝です。
番組を見た他のママたちからも、「私たちの声を伝えてくれてありがとう」
と続々とメールが届き、本当にうれしかったです。
オンライン取材のときは、不在だったkenkenも動画と写真で、多数登場。
ヘルパーさんの見事な介助に笑顔で応えるkenkenの姿がとてもよかったとの感想も頂きました。
コロナの中、不安もあったと思いますが、そんなことは微塵もみせず、毎日通って下ったヘルパーさんに、感謝です。